日米 建築対決
リ・ブレスの工務を担当している上田です。
この度、休暇を頂きハワイに行ってきました。
こちらは、ワイキキビーチの写真です。天気もよく、とても賑わっていました。
18年ぶりに訪れたハワイ、ワイキキ周辺は、かなりの建築ラッシュを感じさせ、街のあちらこちらでタワークレーンが建っていました。
こちらは、建築現場のひとつです。
床スラブを支えるパイプサポートは、日本で使用しているものとよく似ています。
ただ、足場は外壁に控えをとって、各層で組み立てているようです。その足場の控えで上階の梁を支えているように見えます。
この辺りは、私の専門分野ではありませんので、はっきりと断言できませんが、おそらく日本ではあまり見ない方法と思われます。
街中を歩いていて感心したのは、歩行者の多いところには、ボンエルフ(物理的に車のスピードが抑制され、車路と歩道を区別せずに共存できる仕組み)が施されていることです。
写真は、ボンエルフのひとつ『ハンプ』(車の速度を抑制するために、車路に凹凸を設ける)といわれる手法です。
やはり近代建築おいては、日本は米国にまだ及ばないのかと思いながら、ホテルにチェックイン。
部屋に入った瞬間、足の感触に不審な点を感じ、すぐに備え付けのコップに水を満たし床に設置。それが左の写真です。
明らかに床に不陸。それも私の経験上でいうと、10/1000以上。
う~ん、この精度は頂けません。
室内の備え付けの家具を見て、驚愕。
下のカーペットの目地と家具が全く水平でありません。
この精度の低さ、いい加減さに気持ち悪さを感じるのは、日本人だけなんでしょうか?
その後、シャワーを浴びようと浴室に行くと、壁面のタイル目地のアバウト差に驚きました。
まったく揃っていない。
弊社の物件でこの仕上精度で施工する業者なら、間違いなく出入り禁止です。
ちなみにこのホテルですが、「超一流」というわけではありませんが、ワイキキ周辺のそれなりのホテルなんですよ。
「やはり建築の緻密さや正確さでは、日本は負けてません」と認識できたバカンスでした。
最後の写真は、ワイキキビーチから見る有名なサンセットです。
最高の眺めでした。