バルセロナ旅行 その①
7月中旬に休暇を頂き、スペインのバルセロナへ行ってきました。
『サグラダ・ファミリア』をはじめとするアントニ・ガウディの建築物を見学することが目的のひとつです。
バルセロナへは、関西空港からヘルシンキ経由で15時間程度だったと思います。
写真は、ヘルシンキ空港です。
フィンランドといえば、ムーミンが有名ですね。
こちらは、トナカイの毛皮のようです。
こちらは、空港内のカフェです。
何気に使われているテーブルやいす、壁のタイルや照明など、優しい雰囲気で、センスの良さを感じます。
無事にバルセロナ到着。
翌朝、サグラダ・ファミリアとグエル公園の現地ツアーに参加するため、待ち合わせ場所の『凱旋門』に来ました。
パリの凱旋門とは、スケールも知名度も異なりますが、使用されているレンガの種類の多さに驚かされます。
レンガの積み方を変えることで、デザインされています。
さて、ここからサグラダ・ファミリアへ向かいます。
『サグラダ・ファミリア』です。
学生時代に教科書で見た建物を実際に見ると、やはり感慨深いものがあります。
4本の塔の真下からの写真です。
よく見ると、塔には『Sanclus』と刻まれています。
ラテン語で「聖なるもの」という意味のようです。
近くで見ると、建物外部に様々な彫刻が施されている事がわかります。
宗教建築の場合、このような彫刻の多くが聖書に基づいて造られています。
残念ながらキリスト教徒ではない私がその意味を理解することはできません。
サグラダ・ファミリアの内部です。
天井を支える柱は、ヤシの木をイメージしているのだそうです。
西側のステンドグラスです。
東側のステンドグラスです。
1882年に着工したサグラダ・ファミリアは、2026年の完成に向けて、現在も工事が進められています。
ガラス越しですが、工房も見ることができます。
館内に設計中のガウディのデスクが再現されていました。
晩年、サグラダ・ファミリアの設計監理に専念するため、他の全ての仕事を中断したそうです。
サグラダ・ファミリアに専念するあまり、身なりにも構わなかったため、1926年に路面電車に轢かれて命を落とした時には、周囲にいた人は誰も有名な建築家とは思わず、ホームレスに間違えられたそうです。
サクラダファミリアを後にして、『グエル公園』へ向かいます。
『グエル公園』です。
グエル公園は、ガウディのパトロンであったグエル氏が、当時イギリスで注目されていた田園都市開発を参考にし、60区画程度の住宅開発をするつもりだったようです。
しかし実際には、2件しか家が建たず、この計画は失敗に終わったようです。
現代の企業がこんな大失敗をしたら大変ですね。
公園の階段正面にいる「ドラゴン」です。
カラフルなタイルで装飾されており、観光客の撮影スポットのひとつになっています。
こちらは公園の中央部です。
訪れた観光客が座って写真を撮るベンチですが、所々に孔が設けられています。
孔の先には、ベンチに降った雨を受ける溝があります。
そして、溝の先には口を開けた動物の顔があり、そこから水を排水する仕組みになっているようです。
先ほどの溝は、軒樋の役目をしている訳ですね。
公園にある擁壁です。
ちゃんとレンガで水抜き孔が設置されています。
しかし水跡がないので、機能しているかどうか疑問です(^-^;
天井に施された装飾です。
よく見ると、割れたカップや皿が使用されています。
この発想は面白いですね。