大阪府枚方市 K様邸(外壁下地、断熱)
こちらの写真は、外壁下地、サイディング施工前の様子です。
白のシートが「透湿防水シート」、雨から家を守る製品です。
上部から流れ伝う雨水を受けないように、下から順にシートを貼りあげていきます。
上側のシートが下側のシートに被さり重ねっていることがわかります。
こちらは壁内を貫通する通気用スリーブです。
防水テープ(黒)を用いて補強しています。
こちらは換気扇のダクトです。
同じく適切に防水テープを用いて補強しています。
こちらは窓廻りです。
少し見難いですが、雨水の浸入する可能性の高いサッシ廻りは、防水テープで補強しています。
黄色矢印の箇所で少し色が変わっていることがわかります。
この部分に防水テープが施されています。
電気配線による壁貫通部です。
しっかりと防水テープで補強されています。
同じく電気配線による貫通部です。
こちらも防水テープで補強されていますが、数本の線を束ねて貫通させる場合、小さな隙間が生じ、互いの線が重なりあうことで、雨水が浸入するレールのようになる可能性があります。
そのような状態になると、新築当初に雨水が浸入することはありませんが、経年劣化により浸入する可能性が高まります。
弊社では、重なり合う線の小さな隙間をコーキングで埋めるようにしています。
こちらは給湯器用の配管です。
やはり管が重なっていますので、コーキングを打設しています。
コーキングで小さな隙間を埋める、このひと手間で、経年劣化による雨水浸入のリスクが少し下がります。
こちらは室内の様子です。
物々しい養生がなされています。
理由はこちら「吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材」施工の真っ最中です。
写真は専用のスプレーでウレタンを噴射している様子です。
噴射されたウレタンは急激に膨張します。
膨張したウレタンを壁形状に合わせてカットしていきます。
カット後の様子です。
吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材は、弊社の建物で初めて採用しました。
メリットは、グラスウールやロックウールに比べ「施工者の技術によって品質差がでにくい」という事です。
それに対しデメリットは「外壁面のコンセントやスイッチを容易に追加、移設できない」という事が考えられます。
今後も必要に応じて採用していきたいと思います。
2020年5月26日の全景です。