新築一戸建宝塚市 レスピラーレ仁川高丸 ボックスカルバート
先日、地盤調査と植栽の剪定が完了した仁川高丸ですが、次は既存のボックスカルバート(駐車場)に手を加えていきます。
本当は、このまま駐車場として利用した方が、低コストで済むのですが、写真からも見受けられるように、部分的にコンクリートから錆び汁が出ていることが解ります。
これは鉄筋コンクリート内の鉄筋が錆びている可能性が高く、短期的には問題がなくても、20年、30年と長期スパンで検討すると、最悪の場合には崩落する危険性も考えられます。
弊社の家づくりのモットーは、ブログの題でもある『安全・安心』ですから、このような場合には、最も安全で安心な選択をします。
ボックスカルバートが崩落する可能性があるのは、空洞部分が構造的に弱点となるからです。
今回は、コンクリートを流し込み、弱点となる可能性のある空洞部分をなくすことにしました。
コンクリート打設方法にも拘りました。
道路側からコンクリートを打設するのは、作業的には楽ですが、ボックスカルバートの上までしっかりと充填することはできず、部分的に空洞ができてしまいます。
そこで非常に手間で非効率な作業ではありますが、カルバート上部の土を取り除いた後に、上部に打設用の開口を開けてコンクリートを流し込みました。
打設中には、特殊なバイブレーターを使用し、隙間なくコンクリートが充填するようにしています。
コンクリート打設完了後の様子です。
型枠がコンクリートの荷重によって倒れないように、堅固に固定しています。
乾燥に必要な養生期間をしっかりと確保し、型枠を取り外します。