新築一戸建宝塚市 レスピラーレ仁川高丸 売主検査
レスピラーレ仁川高丸もいよいよ竣工間近となってきました。
本日は、売主であるリ・ブレスと設計監理者が建物の検査を行う日です。
弊社代表と現場管理者が、リビングで建物の最終仕上げについて細かな打合せしている様子です。
こちらは、オートレーザーを使って、設計監理者が床の傾斜について検査している様子です。
同じく、床の傾斜を検査している様子です。
下図を使って床の検査方法を簡単に説明します。
前回(2014/12/13 「大工工事完了」)も、壁や建具の垂直確認のためオートレーザーを使用しましたが、その際にはレーザーの垂直ラインを壁に照射し、目視で確認することができました。
床の傾斜確認には、レーザーの水平ラインを使いますが、目視では確認できません。そこで右図のように、床からレーザーの水平ラインまでの距離を測定します。約1mピッチで測定を繰り返し、数値に大きな変化がないかを確認していきます。
例えばA点から水平ラインまでの測定値が1000mm、B点の測定値が1005mmの場合、AB点間には5mmの傾斜があるということになります。
もしA点からB点までの水平距離が1mの場合、傾斜レベルは5/1000mmとなります。
ここで施工精度の目安として利用するのが、前回同様『住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準』<平成十二年七月十九日建設省告示第千六百五十三号>の規定です。
第3 各不具合事象ごとの基準
1 傾斜(木造住宅の壁又は柱、床)
3/1000未満の勾配 ・・・構造耐力上主要な部分に瑕疵が
存在する可能性が低い。
3/1000~6/1000の勾配 ・・・構造耐力上主要な部分に瑕疵が
一定程度存する。
6/1000の勾配 ・・・構造耐力上主要な部分に瑕疵が
高い。
この規定により、インスペクション(建物調査・診断)では、6/1000の傾斜を瑕疵の判断目安として採用している団体が多いようですが、弊社の新築住宅では、最も厳しい基準3/1000未満(構造耐力上主要な部分に瑕疵が存在する可能性が低い)を施工誤差の目標値に定め検査を行っています。
弊社の設計監理者が厳しく検査しましたが、3/1000mmを超える傾斜はありませんでした。
その他壁紙の仕上り具合、サッシや建具の可動状況などもチェックしていき、気になる箇所には付箋を貼って、次回の再確認会までに是正して頂きます。
多少、細かな指摘はありましたが、全体的には素晴らしい状態に仕上がっていました。
こちらが2014年12月27日の全景です。
レスピラーレ仁川高丸は、1月中旬の竣工に向け順調に仕上ってきています。