新築一戸建宝塚市 レスピラーレ仁川高丸 設計思考(和室編)
現在、レスピラーレ仁川高丸は、外構工事の仕上げの段階、いよいよ完成間近になってきました。
今までこのブログでは、施工を主としてきましたが、現場も落ち着いてきましたので、今回からは関係スタッフ全員が熟考を重ねて造った「設計思考」についてご紹介致します。
◆◆◆「和室編」◆◆◆
不動産が安価で手に入る地域であれば、大きな家で部屋数を増やせばよいのですが、不動産が高額で取引される都会ではそうもいきません。
居間、主寝室や子供部屋等はいつも利用されていますが、和室は配置によって使い勝手の悪く利用しにくい部屋になってしまいがちです。
そこでレスピラーレ仁川高丸では、『色々な役割を果たすことのできる和室』を「設計思考」のひとつにしました。
【客間】
廊下から直接入れる位置に配置したことにより、リビング等のプライベートスペースを通過せずに、お客様を玄関から直接客間にご案内できます。
その際リビング側の引戸を閉めておくと、個室としてご利用頂くことができます。
【介護部屋】
昨今の高齢化社会では、「将来もしかしたら親と同居することも考慮している」という方も多いと思います。
ご高齢の方を介助する際、室内の動線(移動距離)が短いことは理想的です。
和室の扉を廊下側へ開くと、トイレと洗面浴室の扉があります。そしてリビングにも隣接しているため配膳も容易です。
玄関ホールからリビングへ続く廊下は、一般的な住宅(壁芯910mm)に比べ1,100mmと広い廊下幅を確保しました。
尚、廊下を通過してトイレへ行ける配置にしたことにより、お客様もプライベートスペースを通過せずにご利用頂けます。
【居間】
リビング側の扉を開放すると、リビングの延長としてご利用頂けます。
この際、一般的な和室ですとリビングに隣接する敷居、畳などが浮いてしまいがちになります。
そこで今回は和室に洋室の扉を使用し、半畳の琉球風カラー畳(茶色)を採用したことにより違和感なく落ち着いた雰囲気になりました。
【幼児部屋】
小さなお子様がお昼寝をする際、洋室やリビングの床に直接寝かせるには抵抗がありますし、ソファーなどの高い位置だと転落が心配です。
その点、畳の上はお昼寝に最適です。
そこでキッチンをオープンにして、お母さんが家事をしているときもお子様に目が届くことを考慮しました。
レスピラーレ仁川高丸の和室は、「客間」「介護部屋」「居間」「幼児部屋」の4つの使用に柔軟に対応できることを考慮しました。
ちなみに右の写真は、和室に座った際にウッドデッキ越しに臨める緑豊な景色です。
四季を通じて楽しめそうですね。