新築一戸建枚方市 レスピラーレ津田駅前 A号地 地盤調査
本日、レスピラーレ津田駅前シリーズの2件目、A号地の着工準備に入りました。
まずは地盤調査「スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)から始めます。
『スウェーデン式サウンディング試験』とは、地盤に対し荷重を50Nから1KNと段階的に増加して、ロッド貫入量を計測し、それ以後はロッドを回転させて半回転ごとの貫入量を計測し、地盤強度の判断材料とする試験です。
写真が調査の様子です。
以前は人力でロッドにつけられたハンドルを回転させて、貫入量の測定を行っていましたが、人力の誤差をなくし、より正確な数値を求めるために、最近ではこのような機械を利用することが一般的です。
ロッド先端の尖った部分(赤〇)をスクリューポイントといいます。
こちらが「スクリューポイント」の写真です。
スクリューポイントは、50cmです。
50cm以深を調査するため、写真のようにロッドを何本も継ぎ足して、深い部分の地耐力を調査していきます。
一定の地耐力のある層(支持層)に到達すると、ロッドが空回りをはじめ、貫入できなくなります。
この一連の調査によって得られた結果を基に、地盤改良の要否を判断します。
こちらが「ロッド」の写真です。
ロッドは、1本75cmです。
最近、「地盤のセカンドオピニオン」という事を良く耳にします。
調査の結果「改良必要」となった際、改良コストを抑えるため、建築主が別の業者へ再判定を依頼する仕組みのようです。
正当な判定がなされるのであれば、この仕組み自体は問題ないと思いますが、最近では調査業者がセカンドオピニオンへの依頼防止のため、「改良必要」と判定する基準が低くなっているようです。
これでは地盤調査の意味がありません。
そこで弊社では、必ず地盤調査に立ち会い、調査員へのヒアリングを行い、調査判定を鵜呑みにせず、設計監理者と相談し、調査データを基に適切に対処しております。
多くの会社が地盤の沈下について「第三者の保証」を付けています。勿論、弊社の物件でも地盤についての第三者保証はありますが、「第三者保証があるから安心」とはあまり言いたくありません。
「家造り」に取り組む企業として、「保証」はあくまでも最終のセーフティネットであり、「安心」は弊社及び協力業者の技術者達が真剣に取り組んでいるから得られるものと考えております。