新築一戸建枚方市 レスピラーレ津田駅前A号地 地盤改良
本日は、レスピラーレ津田駅前A号地の地盤改良工事についてご紹介致します。
先日の地盤調査の結果、家を建てるために必要な地耐力が備わっていないことが判明したため、改良を行うことになりました。
弊社ではソリディ工法という改良方法を採用しております。
従来は、不同沈下を起こした家などを地盤から持ち上げて水平状態に是正するために用いられていた工法です。
この工法では、セメックスA(酸化カルシウム、酸化アルミニウム等)とセメックスB(消石灰、無水石膏)という材料を利用します。
この材料と水を大きなバケツに入れ撹拌し、2種類の薬液を作ります。
薬液は写真のように別々に撹拌します。
というのも、セメックスAとBを混合すると、数秒で固まってしまうからです。
別々に撹拌した薬液を写真の機械で吸い上げます。
機械で吸い上げた薬液は、別々のホースでロッドに繋ぎます。
写真はロッドの断面です。
先端まで混合されないように、2層に分かれています。
薬液はロッド内で初めて混合され、ロッド先端から地中へ放出されます。
この状態で、地中へ薬液を注入していきます。
軟弱層へ薬液が充填されると、逃げ場を失った薬液が地上へ放出されてきます。
注入場所と別の場所から薬液が噴出しているのがわかります。
セメックスA、Bが混合され硬化したことにより、地中を持ち上げるほどの強度がでています。
写真ではわかりにくいですが、土が薬液に押し上げられ、地割れを起こしている様子です。
この手順により12箇所で薬液注入を行いました。
これで安心して建物を建築できる土地に仕上がりました。