新築一戸建枚方市 レスピラーレ津田駅前A号地 ベース配筋検査
レスピラーレ津田駅前A号地の配筋検査を行いました。
配筋検査の状況をご覧頂く前に、簡単に鉄筋コンクリートについてご紹介します。
皆さんが良くご存知の鉄筋コンクリートには、2つの大きな特徴があります。
・圧縮強度(押さえつけられる力)に強いが、引張強度(引っ張られる力)に弱いコンクリートの内部に鉄筋を配置することにより、引張強度に対しても強い構造体となります。
・錆びると強度を失う鉄筋をアルカリ性のコンクリートで包むことにより、酸化を防ぎ錆びにくい状態を保ちます。
上記のように鉄筋とコンクリートは、互いの弱点を補い合い良い状態を保つ関係になっています。
勿論、適切な施工をされてこそ、このような理想的な関係が保てるわけですから、本日行った基礎配筋検査は、とても大切な検査のひとつです。
こちらは、ベタ基礎のスラブ部分の基礎配筋を確認しております。
図面に記載のとおり、200mmピッチで配置していることを確認しました。
こちらも図面に記載のとおり、200mmピッチで配置していることを確認しました。
こちらは基礎のかぶり厚を確認している様子です。
前述のとおり、アルカリ性のコンクリートで鉄筋を包むことにより、鉄筋が錆びることを防止しているため、建築基準法で鉄筋を包むコンクリートの厚みを厳密に規定しています。その厚みを『かぶり厚』と呼び、各部位によってその厚みは異なり、基礎のかぶり厚は60mmとされています。
本件では、『サイコロ』とよばれる厚さ60mmのスペーサーを鉄筋の下に敷くことにより、必要なかぶり厚を確保しています。
『サイコロ』は、1.0m程度の間隔で均等に配置していきます。
サイコロがバランスよく配置されていることが確認できました。
こちらもバランスよく配置されていることが確認できました。
2016年3月18日の全景です。