新築一戸建枚方市 レスピラーレ津田駅前A号地 中間検査
本日は津田駅前A号地の中間検査についての様子をお伝えします。
昭和56年に耐震基準が改正されました。
現在では、昭和56年以前の建物を旧耐震、その後の建物を新耐震建築物といわれています。
また戸建て住宅では、阪神淡路大震災が発生した平成7年からは、構造材の接合金物の使用が奨励されるようになりました。
以下に現在使用されている接合金物の一部をご紹介します。
羽子板ボルトです。
名前の通り、形状が羽子板に似ているため、このように呼ばれています。
軒桁と小屋梁の接合や胴差と横架材(梁)の接合などに用いられます。
こちらは柱間に「筋かい」を交差させた壁の様子です。筋かいを交差させて設置することを、「たすき掛け」と呼びます。
筋かいの設置された壁は、「耐力壁」とよばれています。
筋かいを設置した壁の壁倍率(壁の強さを比較するために、標準的な壁を1として、比較する壁がどのくらい強いかを表す指標)は、使用される材の厚みと本数によって異なります。
本件では、4.5×9.0の材を使用しているため、壁倍率は2.0倍、たすき掛けの場合にはその倍の4.0倍ということになります。
筋かいは、地震力や風圧力により建物にかかる水平力に対抗するために設けられる材です。
筋かいの上下端部は、写真のように「筋かいプレート」で固定します。
こちらが下端部の金物です。
短冊(たんざく)金物です。
主に胴差相互間の接合に用いられます。
こちらは「火打ち材」です。
小屋組みや床組の隅角部に設置し、水平面の変形を防止するために用いられます。
ホールダウン金物(引き寄せ金物)です。
写真は柱と基礎の接合のために設置されているものです。地震時に発生する柱を引き抜こうとする力に対し、抵抗するための金物です。
こちらは本件で使用されている柱です。
少し見難いですが、『F☆☆☆☆』と記載されています。これは「フォースター」とよばれ、ホルムアルデヒド対策品であることを示しています。
こちらが2016年4月14日の全景です。
尚、設計監理者・現場管理者・職人さん皆様のおかげで、中間検査は問題なく合格しました。