新築一戸建神戸市 レスピラーレ灘区畑原通A号地 中間検査
2017年11月15日に無事に上棟し、約10日後の中間検査の様子を紹介します。
中間検査では必要な構造金物が適切に施工されている事を確認していきます。
建築確認検査機関の検査員の方々と弊社の設計監理者が検査をしている様子です。
壁に設置された斜材が筋交いです。
先ほどの筋交い先端を固定する筋交いプレートとホールダウン金物(引き寄せ金物)です。
ホールダウン金物は、柱と基礎の接合のために設置されているものです。地震時に発生する柱を引き抜こうとする力に対し、抵抗するための金物です。
筋かいの設置された壁は、「耐力壁」とよばれています。
筋かいを設置した壁の壁倍率(壁の強さを比較するために、標準的な壁を1として、比較する壁がどのくらい強いかを表す指標)は、使用される材の厚みと本数によって異なります。
本件では、4.5×9.0の材を使用しているため、壁倍率は2.0倍、たすき掛けの場合にはその倍の4.0倍ということになります。
筋かいは、地震力や風圧力により建物にかかる水平力に対抗するために設けられる材です。
こちらも同じく筋交いプレートです。
全ての筋交いの先端部に設置する必要があります。
短冊(たんざく)金物です。
主に胴差相互間の接合に用いられます。
こちらは「火打ち材」です。
小屋組みや床組の隅角部に設置し、水平面の変形を防止するために用いられます。
上棟翌日、2017年11月16日の全景です。