新築一戸建神戸市 レスピラーレ灘区畑原通B号地 上棟~構造金物
2017年4月20日
晴天の下、レスピラーレ灘区畑原通B号地の上棟が行われました。
クレーン車で建物の骨組みとなる木材を吊り上げている様子です。
上棟日には、たくさんの大工さんが現場に駆け付け、慣れた動きで建物を組み上げていきます。
こちらは上棟から約10日後の金物検査の様子です。
必要な構造金物が適切に施工されている事を確認していきます。
使用されている構造金物の一部を紹介します。
赤〇がホールダウン金物(引き寄せ金物)です。
写真は柱と基礎の接合のために設置されているものです。地震時に発生する柱を引き抜こうとする力に対し、抵抗するための金物です。
青〇は、柱間に設置された「筋かい」の上下端部に取り付ける「筋かいプレート」です。
筋かいの設置された壁は、「耐力壁」とよばれています。
筋かいを設置した壁の壁倍率(壁の強さを比較するために、標準的な壁を1として、比較する壁がどのくらい強いかを表す指標)は、使用される材の厚みと本数によって異なります。
本件では、4.5×9.0の材を使用しているため、壁倍率は2.0倍、たすき掛けの場合にはその倍の4.0倍ということになります。
筋かいは、地震力や風圧力により建物にかかる水平力に対抗するために設けられる材です。
同じく、ホールダウン金物(引き寄せ金物)です。
こちらは桁と柱を接合しています。
羽子板ボルトです。
名前の通り、形状が羽子板に似ているため、このように呼ばれています。
軒桁と小屋梁の接合や胴差と横架材(梁)の接合などに用いられます。
短冊(たんざく)金物です。
主に胴差相互間の接合に用いられます。
こちらは、「防蟻処理」が完了したことを表すステッカーです。
こちらは、使用されている集成材が「JAS規格」である事を証明するステッカーです。
建物の大屋根の写真です。
平板化粧スレート瓦が適切に施工されています。
こちらは、下屋に設置された天窓です。
緑色のシートは、平板化粧スレート瓦の下に敷かれる「ルーフィング」と呼ばれる防水シートです。
壁との取り合い部は、水の浸入を防ぐためにルーフィングをしっかりと立ち上げています。
部屋の方から見た天窓の様子です。
法的(採光補正係数)には、天窓を設置すると普通の窓の3倍の採光が得られることになりますが、実質的にも明るくなります。
2017年5月1日の全景です。