レスピラーレ走谷A号地 (木工事着手)
こちらは、基礎の上に設置された土台と大引きという横架材です。
土台と大引きの間には、青色の断熱材(スタイロフォーム)が隙間なく敷き詰められています。
土台を横から撮影した様子です。
基礎と土台の間には、床下の通気性を高めるために基礎パッキン(黒色の材)が挟み込まれています。
土台敷きが完了したら、いよいよ棟上げです。
レッカーで材料を吊り上げて、構造材を組み上げていきます。
棟上げ完了の様子です。
柱や梁などの構造材を組み、斜めに設置された材があります。
これは「仮筋交い」とよばれ、棟上げの際に構造材が垂直に保つように仮止めする役割を果たしています。
本筋交いを設置した時点で、仮筋交いは取り外します。
こちらは屋根の防水材の「ルーフィング」です。
工事中に室内への雨水の浸入を防ぐため、野地板施工後にすぐに防水を行います。
雨水の浸入の恐れがある屋根と壁の取り合い部は、ルーフィングをしっかりと立ち上げて防水を強化しています。
棟上げから約1週間、中間検査と瑕疵保険の検査を行いました。
第三者の検査員の方が、使用されている材料や構造金物を検査していきます。
写真の斜材は、「筋交い」と呼ばれる構造材です。
筋交い先端を固定する筋交いプレートとホールダウン金物(引き寄せ金物)です。
ホールダウン金物は、柱と基礎の接合のために設置されているものです。地震時に発生する柱を引き抜こうとする力に対し、抵抗するための金物です。
筋かいの設置された壁は、「耐力壁」とよばれています。
筋かいを設置した壁の壁倍率(壁の強さを比較するために、標準的な壁を1として、比較する壁がどのくらい強いかを表す指標)は、使用される材の厚みと本数によって異なります。
本件では、4.5×9.0の材を使用しているため、壁倍率は2.0倍、たすき掛けの場合にはその倍の4.0倍ということになります。
筋かいは、地震力や風圧力により建物にかかる水平力に対抗するために設けられる材です。
こちらは「火打ち材」です。
小屋組みや床組の隅角部に設置し、水平面の変形を防止するために用いられます。
短冊(たんざく)金物です。
主に胴差相互間の接合に用いられます。
天井に設置されたスタイロフォームです。
本件は2階リビングで床暖房が設置されているため、一部の1階の天井に断熱材を施しています。
2018年6月22日、中間検査時の全景です。