レスピラーレ走谷D号地 (中間検査)
2019年1月29日に無事に上棟したレスピラーレ走谷Ⅾ号地の中間検査の様子を紹介します。
中間検査では必要な構造金物が適切に施工されている事を確認していきます。
瑕疵保険会社の方が検査をしている様子です。
余談ですが、すでに確認検査機関の検査は終了しています。
壁に設置された斜材が筋交いです。
筋かいの設置された壁は、「耐力壁」とよばれています。
筋かいを設置した壁の壁倍率(壁の強さを比較するために、標準的な壁を1として、比較する壁がどのくらい強いかを表す指標)は、使用される材の厚みと本数によって異なります。
本件では、4.5×9.0の材を使用しているため、壁倍率は2.0倍(赤囲側)、たすき掛けの場合にはその倍の4.0倍(黄色囲側)ということになります。
筋かいは、地震力や風圧力により建物にかかる水平力に対抗するために設けられる材です。
筋交いの端部は、筋交いプレートという専用金物で緊結します。
柱と基礎の接合のために設置されているホールダウン金物です。
地震時に発生する柱を引き抜こうとする力に対し、抵抗するための金物です。
短冊(たんざく)金物です。
主に胴差相互間の接合に用いられます。
こちらは「火打ち材」です。
小屋組みや床組の隅角部に設置し、水平面の変形を防止するために用いられます。
こちらは、「X-WALL」という鋼製筋交いです。
簡単で大雑把な表現をすると、木製の筋交いが地震力を真っ向から受け止め耐え凌ぐのに対し、「X-WALL」はバネによりしなやかに変形し地震力を受け流すようなイメージです。
耐え凌ぐよりも、受け流す方が地震力の影響を受けにくく、建物に与えるダメージも抑えることができます。
「X-WALL」がメーカーの指定する位置に適切に施工されている事を確認いたしました。
こちらは屋根のルーフィングです。
雨水の浸入を防ぐため、下側から順に貼り重ねられていることを確認致しました。
2階リビングの様子です。
2019年2月4日の全景です。