レスピラーレ香里園山之手町 中間検査

上棟したレスピラーレ香里園山之手町の中間検査のです。
中間検査では必要な構造金物が適切に施工されている事を確認していきます。

壁に設置された斜材が筋交いです。
筋かいの設置された壁は、「耐力壁」とよばれています。
筋かいを設置した壁の壁倍率(壁の強さを比較するために、標準的な壁を1として、比較する壁がどのくらい強いかを表す指標)は、使用される材の厚みと本数によって異なります。
本件では、筋交いを襷で設置しているため、壁倍率は4.0倍です。
筋交いの端部は、筋交いプレート(赤〇)という専用金物で緊結します。

柱と基礎の接合のために設置されているホールダウン金物です。
地震時に発生する柱を引き抜こうとする力に対し、抵抗するための金物です。

赤〇の金物が短冊(たんざく)金物です。主に胴差相互間の接合に用いられます。
黄〇は羽子板ボルトです。名前の通り、形状が羽子板に似ているため、このように呼ばれています。軒桁と小屋梁の接合や胴差と横架材(梁)の接合などに用いられます。

こちらは「火打ち材」です。
小屋組みや床組の隅角部に設置し、水平面の変形を防止するために用いられます。

屋根の防水「アスファルトルーフィング」を施工した様子です。

屋根は瓦やカラーベストなどの屋根材で水の浸入を防止すると思われがちですが、「アスファルトルーフィング」を施工することにより水の浸入を防いでいます。
屋根を伝う雨水は上から下へ流れるので、雨水を受けないようにルーフィングは下から上へ重ねて施工していきます。

こちらは下屋部分のルーフィングです。
バルコニーの手摺と下屋の取り合い部分が雨水浸入の弱点にならないように、ルーフィングをバルコニー手摺壁にしっかりと立ち上げて施工しています。

確認検査機関及び瑕疵保険の検査がっ問題なく終了しました。
2025年3月7日の全景です。