地震被害
大阪北部地震から三日経ち、余震が少なくなりましたね。
夜中、余震のたび目が覚め、怖くてなかなか熟睡できないのがつらいです。
昨日20日付けのブログで前述しましたように、私は震度6弱を観測した地域に居住しております。
阪神大震災は経験したものの、熊本や東北の震災でも、被災者の方は本当に大変な思いをされていたのだと、今更ながら身に沁みてわかりました。
地震当日、出社前だった私は、自宅で下から突き上げるような強い衝撃に遭遇。
これは大きい!!と思ったものの、嫁さんが2階に居てたので外に逃げるのをためらってしまい、柱で身体を支えていました。
すると。。
柱や壁がゆがむのが見えるんですよ。
この家、つぶれるんちゃうか・・!と恐怖を感じましたが、自宅は物置が散乱するぐらいで済みました。
しかし隣の義両親宅が・・。
写真は敷地続きの親側の庭の様子です。
土塀が損壊。
古い日本家屋なので、いたるところで損壊しました。
写真は一部分ですが、灯籠が倒壊。
このほか熨斗瓦も破損。
灯籠は、重くて動かせないのでそのままです。
ご近所さんも同じように灯籠が倒れたり、塀が崩れたり・・。
こちらは道路に面した屋根です。
地震で、漆喰が一部、道路に崩落しました。
通学路となっており、ちょうど小学生の登校時間帯でしたので、何事もなくホっとしています。
もちろんこのままにしておくわけにはいけませんので、まずは市に通報。
市の職員さんも、昨夜、重要案件として夜分にも関わらず見に来てくださいました。
通学路を変更しようにも、いたる場所で危険箇所があり、ここだけを変更しても意味がないようです。
今日から小学校が再開されましたが、朝夕、地域の見守り隊の方が立ってくださっています。
まだこれから本格的な市の調査のあと、罹災証明が発行されてからの補修になるそうです。
調査の順番待ちです。
そしてこちらは屋内です。
梁の周囲の壁が、剥がれています。
じゅらくの壁かな? 何箇所も剥がれていました。
昔の家屋なので、どの部屋も梁が巨大なんです。
お義父さんお義母さんも不安だと思います。
こちら、壺が主役というわけではありません。
床の間の壁までずれてしまっています。
他にも地味な?損壊がたくさん見受けられました。
今日は、地震共済の担当さんが訪問されたようですが、自宅の近辺だけで40件以上被害が出ているとのこと。
調査員の方も大変ですね。
これもまた順番待ちです。
松の木の支柱もこのとおり。
しかしこの程度で済んでよかったと思わなくては。
そして当日は息子に電話がつながらず心配しましたが、ラインさまさまでした。
来年からは就職して地方でしょう。
こういった災害が起こるとお互い不安ですね・・。
さて、精神的にも体力的にも疲れましたが、サッカー観戦もできますし、うちはライフラインも大丈夫なので、気持ちを切り替えて仕事に取り組みたいと思います。
なにより、今以上の丈夫な家づくりを目指さなくてはいけませんね。
家を建築してお住まいをご提供する立場である以上、一番重要なのは安心、安全な建物を造ること、そういう思いがますます深まりました。
最後は余談になりますが、地震から二日ほどは報道ヘリが始終飛んでおり、余震と勘違いするほど振動がすごかったです。
報道はありがたいことなのでしょうが、うちの上で待機されると、ツライ(-_-;)
どうかこの先、大きな余震、もしくはこれ以上の本震が起きませんように・・。